7 . (GitHubの使い方第1回) ファイルをアップロードする時は git push
pushを学習する前に
Pushを学習する前に、Repositoryの概念と、なぜ使用する必要があるのかを知る必要があります。
Repository：保管所 (貯蔵庫)
Gitがファイルバージョンを保存しておく場所をRepositoryと呼びます。
ローカル作業フォルダには.gitフォルダ（隠しフォルダ）がありますが、それがRepositoryです。
実際に開発する際は、開発環境の制約と協業のためにオンラインのRepositoryをよく使用します。
簡単に言えば、自分のPCに作成したGit Repositoryをオンラインで保存しておくことです。
ここでは主によく使用されるGitHubを利用して説明します。
GitHubとは
GitHubは、ソフトウェア開発プロジェクトのためのウェブベースのホスティングサービスです。
Gitを使用したバージョン管理と協力作業を支援します。
[主な特徴]
- コードの保存と共有：プロジェクトのコードをオンラインで保存し、チームメンバーと共有できる。
- バージョン管理：Gitを使用して、コードの変更履歴を追跡し管理する。
- 協力作業：複数の開発者が同じプロジェクトで作業し、変更を統合できる。
- プルリクエスト：コードレビューと変更の提案を簡単に行える。
- イシュートラッキング：プロジェクトの課題や改善点を管理できる。
- ウェブホスティング：静的ウェブサイトを直接ホストできる。
GitHubは、オープンソースプロジェクトから企業の大規模開発まで、幅広く使用されています。
ため、私たちもGitHubを使って実習します！
GitHubに登録してRepositoryを作成
GitHubのリンクから移動後、登録してください。
本ポスティングでは、GitHubの登録説明はPassします！
Repositoryは、GitHubにログインし、メインページの左上のNewボタンか、右上の+ボタンをクリックした後、New repositoryを選択して作成できます。
自由に入力し、下のCreate repositoryボタンをクリックして作成します。
さて、それでは新しくプロジェクトを作成して、Local Repositoryを作成した
Remote Repository（GitHub）にバックアップしてみましょう。
Local Repositoryで、プロジェクトを作成
git initで、Local Repositoryを作成GitHubでは、基本Branchをmasterではなくmainを使用するよう推奨しています。
そのため、Local Repositoryの基本Branch名をmasterではなくmainに変更します。 (既にmainの場合は大丈夫、いつでも基本Branchを変更可能)1 2
# 基本Branch名をmainに変更 git branch -M main
- これまでのように、テスト用のファイルとCommitを数個作成しましょう。
GitHubで作成したRemote Repositoryにアップロード
Local Repository -> Remote Repository
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git push -u Remote Repositoryアドレス main
・Local Repositoryのmain BranchをRemote Repositoryにアップロードするという意味です。
・他のBranchもアップロード可能です。
・GitHubのログインを求められたら、ログインしてください。
・-uオプションは、今入力したアドレスを記憶しておくという意味で、次回からは長いアドレスを入力せずにgit pushだけで問題ありません。
Remote Repositoryのアドレスには、HTTPSとSSH方式があります。
SSHは複雑なので、まずはHTTPSで実習しましょう。
成功のメッセージとともに、GitHubで確認すると、main BranchにPushしたファイルを確認できるようになりました。
結論！Local Repositoryで作業してgit pushを使ってremote Repositoryへアップロードしましょう！
参考：Remote Repositoryアドレスの長い入力が面倒なら？
毎回アドレスを書くのが面倒な場合、変数を使用するのも便利な方法です。
[Remote Repositoryのエイリアス設定]
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git remote add origin Remote Repositoryアドレス
# 変数リストを表示
git remote -v
これで、Remote Repositoryアドレスが、originという変数に割り当てられ、次回使用する時は
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git push -u origin main
だけで、同じ結果が得られます。
clone：Remote Repositoryにあるものをそのままダウンロード
現在のターミナルの位置でRemote Repositoryをクローンし、Local Repositoryを作成します。
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git clone Remote Repositoryアドレス
これのみで、Cloneは完了です！
Remote Repositoryにアップロードしないファイルは？
開発をしていると、Remote Repositoryにアップロードしないファイルが存在します。
(共有する必要がないとか容量が大きいなど)
このような場合、.gitignoreファイルを作成して、Repositoryにアップロードしないファイルやフォルダを指定できます。
git addをしても Stagingされないので便利です。
使用方法は、Google検索するか、GitHubでRepository作成時にadd .gitignoreというところで、自分のプロジェクトの種類を選択すると、基本的なものは自動的に作成してくれます。
その後、生成されたフォーマットを見てルールを把握した後、自分が登録したい除外ファイルやフォルダを追加しながらプロジェクトを進めることになります。
これで、GitHubの使い方第1回、git pushの実習が終わりました。
次回は、GitHubの使い方第2回 git pullについて見ていきましょう！