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2 . git add/commitで、ファイル記録


テスト用Repositoriesの作成

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1 . インストールと環境設定 (Win&Mac)で作成した実習フォルダをVSCodeで開き、Terminalを開いてください。


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現在の実習フォルダでGitを使うために、以下のコマンドを入力して初期化します。


[Git初期化]
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git init


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初期化が完了すると、実習フォルダに.gitフォルダが作成されたことを確認できます。

これで実習フォルダでGitを使う準備ができました!


.gitが見えない場合は、隠しファイルを見えるように設定してみてください。



git add & git commit 実習

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ファイルを作成し、内容を入力します。

実務といえば、コーディングをしたり、リソースを追加する行為になります。


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このAwesomeなコードをバックアップしたり、記録をしたい場合は、git addgit commitコマンドを使うことになります。

[Git Add]
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git add ファイル名
git commit -m "メモや作業内容"

これでファイル(Awesome Code)を記録しました!

これからは、現在の状態に戻したり、いつどのような作業をしたか履歴を確認できるようになったので、安心して作業を進めることができます。

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追加で、コードを書いてadd, commitを実践してみましょう!



必要なファイルだけを記録する方法

今まで実習で行った記録をバージョン生成と言います。

ファイルのバージョンを作りたい時(記録したい時)add, commitをすればいいと言ってましたが、考えてみると、 「1回のコマンドですればいいのに、なぜわざわざ2回のステップが必要なのか?」という疑問が生じませんか…?

簡単に言うと、全てのファイルを記録する必要がないからです。

例えば、テスト用の画像ファイルがあり、この画像ファイルはバージョンを記録する必要がない場合、addを使って記録したいファイルだけを選択し、commitを使って記録します。


git add : 記録したいファイルを選択

git commit : 選択したファイルを記録


コマンドごとのGitの状態

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git addをしたら選択したファイルが、Staging Areaへ移動します。

commitをする前に、commitをしたいファイルを選択しておいて、これを(Staging Areaにファイルを入れる行為)Stagingと言います。


Repositoryは、commitされたファイルのバージョンたちを保管する場所になります。

Staging area & repository この二つはよく使う用語なので覚えておきましょう。

addcommitを一度に行うコマンドもありますが、特に使うことはありません。


[複数のファイルをStaging]
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# 複数のファイルを同時に、Staging
git add ファイル名1 ファイル名2
# すべてのファイルをStaging
git add .



commit履歴を確認

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以下のコマンドで、これまでのcommit履歴を確認することができます。

一度確認してみてください。

今は見づらいと思いますが、もう少しきれいで見やすい方法は、次回ご紹介します!


[commit履歴を確認]
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# 状態確認
git status
# commit履歴
git log --all --oneline
# グラフィックを適用してcommit履歴
git log --all --oneline --graph



Stagingされたファイルをキャンセルしたい場合は

間違いや心変わりなどで、git add後にStagingしたファイルは、以下のコマンドでキャンセルすることができます。

[Stagingファイルをキャンセル]
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git restore --staged ファイル名



予想される質問

Q. どのくらいの頻度でcommitするのが良いでしょうか?

A. ctrl + sを押すように、5秒ごとにcommitする必要はありませんが、簡単な機能を一つ追加する度にcommitすれば良いかと思います。

例えば、ゲーム開発でキャラクターの操作を作る場合、

  • キャラクターのリソースを追加して、commit
  • キャラクターのオブジェクトを作成して、commit
  • キャラクターの移動機能を作って、commit

このように小さな作業が終わったらcommitすることをお勧めします。

もちろん、3つ全部作ってからcommitする人もいます。(個人の好みによります)



これでGitのadd、commitの実習が終わりました。

次回は、git add、commit、diffを簡単にする方法について説明します。

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