1 . インストールと環境設定 (Win&Mac)
なぜGitを使うのか?
作業中、テストで作成したデータを削除したい
、数日前の作業に戻りたい
、ということはよくあります。
このような時、どうすれば以前の作業に戻れるのでしょうか?
一般的に、開発の学習や実務ではGit
が最もよく使われます。
Gitを使用すると、作業したコードを安全かつ簡単に記録・保管でき、作業中に過去の状態に移動することが可能です。
これにより、作業中にミスをしても元の状態に戻ることができ、これまでの作業履歴を確認することもできます。
Gitはエンジニアだけでなく、デザイナーやプランナーなど、プロジェクトに携わる開発者にとっても大いに役立つツールです。
ということで、今回の「初めて学ぶGit&GitHubシリーズ」
では、難しい原理や概念は一旦置いておいて、すぐにGitを使えるようになることを目指します!
本シリーズでは、Sourcetree、Fork、GitKrakenなどの
Git GUIツール
は使用しません。 学習するには少し難しいかもしれませんが、GUIツールの使い方はほとんど似ているため、本シリーズを学び終えた後で、自分の好みに合ったGUIツールを選んで使用できるようにするためです。
実習に使用するIDEのインストール
本シリーズでは、実習に使用するIDEとしてVSCodeを使用します。
Gitのインストール前に、まずVSCodeをインストールしてください。
Gitのインストールと設定
・Window
Git公式サイトから、Gitをダウンロードしてインストールしてください。
インストール時、本シリーズをわかりやすくするため、上記の設定を行ってください。
・Mac
Homebrewを利用してGitをインストールします。
Homebrew公式サイトから、インストール
コマンドをコピーしてターミナルで実行するとインストールされます。
以下のコマンドを使用しても良いですが、公式サイトのコマンドと比較してから使用してください。
[Homebrewインストールコマンド]
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/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
Homebrewのインストールが完了したら、下記のコマンドでGitをインストールします。
[Gitインストールコマンド]
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brwe install git
Gitのインストールが完了したら、本シリーズをわかりやすくするため、設定を変更してください。
[Git設定変更コマンド]
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# 基本ブランチ名をmainに設定。
git config --global init.defaultBranch main
# 基本のGitエディタをVSCodeに設定。
git config --global core.editor "code --wait"
共通
Gitのインストールが完了後、ユーザー登録を行う必要があります。
希望する場所に実習用フォルダを作成し、そのフォルダのパスでPowerShell(Win)
やTerminal(Mac)
を開いて、次のコマンドを使用してユーザー登録を行ってください。
[ユーザー登録コマンド]
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git config -global user.email "山田太郎@gamil.com"
git config -global user.name "山田太郎"
[ユーザー登録確認コマンド]
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git config --global user.email
山田太郎@gamil.com
git config --global user.name
山田太郎
これで基本的なGitのインストールと環境設定が終わりました!
次回は、git add
とcommit
を使ってファイルを記録する方法について説明します。